裁判所の競売係、書記官(執行官)ってどんな人?実際に電話をかけたり、会って話してみた。

公開日:  最終更新日:2018/03/28



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解説

不動産競売で土地を手に入れたいけど、裁判所に電話するのが怖い・・・

不動産屋よりも圧倒的に安く土地を買えるのが、BIT不動産競売サイトの一番の魅力ですが、普段裁判所に関わる機会なんてないから、どんなところなのか不安に感じると思います。

電話で問い合わせようとしても、なんか怒られるんじゃないか、と思ったりしませんか?ビビリの僕は思いました。

そんな僕が実際に問い合わせて、入札書を取り寄せて落札して土地を手に入れるまでの体験も踏まえた、裁判所の競売係の方、執行官はどんな方なのかを主観ですが、説明してみようと思います。

結論から言うと、まぁ大丈夫だと思います。ごく普通のスーパーで買い物してるおばちゃんや、満員電車に揺られて出勤するおっちゃんをイメージすればいいんじゃないかと思います。

 

 

 


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裁判所の人たち

競売係の担当は方言なまりの40~50代のおばちゃん、おっちゃん。

BITのサイトで物件をチェックして、気になったものが見つかったなら、入札書の取り寄せをするために必ず裁判所の競売係に電話をすることになります。

僕が4.5件ほど全国の裁判所の競売係に電話をかけてみたところ、おばちゃん率が高かったです。

地方ごとのなまった喋り方で電話対応するので、ちょっと気が緩みます。

裁判官というと厳しそうなイメージがありますが、競売担当の人たちならそこまで気にしなくてもいいかなと思います。

ちょっと市役所に行って、住民票の写しを発行しに行く時に対応してくれるおばちゃんと話す感覚です。

 

 

たまに気だるい対応をするおっちゃんもいる

無気力で小声で何を言っているのか聞き取りにくい競売係の人もたまにいます。

入札書の取り寄せをするために、こちらの住所を伝えようとしたら、「住所の聞き間違いで送れないこともあるので、郵便で申請してもらえますかぁ?」という対応をしたりも。

こういったハズレもあるので、怖いというよりは面倒くさい思いをする可能性はあります。

 

 

執行官(書記官)は3点セットを作っている人

実際に会ってお話しましたが、執行官の方がBITに掲載されている3点セットを作成されています。

また県内の各土地へ調査しに行っているので、留守にしていることが多いようです。

僕が話をした執行官の方は、控えめの礼儀正しいおじさんでした。ムスッとした高圧な感じではなかったです。

土地のことについて尋ねてみたら、ファイルを取り出して丁寧に説明もしてくれたし、話しやすかったです。

 

 

 

小話

雪で道が埋まる雪国で小屋暮らししたい、と話したら全力で止められた

明確な場所は避けますが、冬の時期は積雪が3m以上にもなる日本海側の土地で、良さそうな物件を1つ見つけた時の話です。

Googleマップで確認すると、2km範囲内にスーパーもコンビニもホームセンターもある!これは良いんじゃないか、とさっそく裁判所に電話。

「そちらの物件でしたら、今は特売期間中ですので、こちらの裁判所までお越し頂く形になりますが、よろしいでしょうか?」

と競売係さんに言われたので、翌日電車で向かうことに。

裁判所に到着し、中に入ると受付の方に競売担当の部屋まで案内してもらいました。

するとそこに電話対応していた競売係さんの姿が。50代ぐらいのおばちゃん。

「今回は特売に出ているこちらの物件の買受の申出をされたいということでしたが、・・・ここの土地って何か埋蔵金でも埋まってるんですか?ここと近い土地を落札された方もいたけど、なにかあるのかなって気になって。」

と、かなりフレンドリーな対応。

「いやー、僕は小屋立ててそこで暮らしてみたいなと考えてて。で、ここの土地ならなかなか良いかなって思ったんですよ。」

とこちらの事情を話すと、びっくりされました。

「え!?あそこに住むつもりだったんですか!?あそこは雪の時期は道が埋まってるし、クマとか出ますよ。除雪車の通らない私道だから雪が溶けるまではたどり着けないと思います。」

雪国の事情を教えてくれるおばちゃん。雪国に住んだことがないからどれだけ不便な土地かを教えてくれます。

「現地には見に行ってみた?確か道が埋まっていたと思うんです。ここら辺って1日で1メートル以上積もることもあるから、もしあそこに小屋なんか建てたら雪で潰れちゃいますよ。毎日の屋根の雪下ろしも大変だし、わざわざこんな不便な土地に住むことはないんじゃないかって私は思う。」

おばちゃんから雪国のしんどさを聞かされ、「あー、そうなんですか・・・」と相づちを打つことしかできず、土地を買う意欲が段々なくなってくるわたくし。

「まだ若いんだから、少し考えてみたら?ひとまず保証金だけ払って確保するって手もあるけど、私の息子だったら絶対に止めるかな。今、けっこう私お節介かけてると思うけど、自分の親から言われてると思って今回は止めといたら?」

と、とにかくやめとけと説得されている状態。

そうして話をしている間に執行官が帰ってきて、今話していたことを伝えるおばちゃん。

そうすると執行官のおっちゃんからも

「いやー・・・、あそこは住めるような土地ではありませんよ。私、実際に現地の調査をしに行くのですが、あそこは一度目の調査の時に道が雪で埋まっていたので、撤収しています。それに小屋なんか建てたら潰れちゃうと思いますよ。」

とおばちゃんと同じ回答。

競売係のおばちゃんはどことなく嬉しそうに、「でしょ?私が言ったことと大体同じこと言ってる。大変だと思うからやめといたら?」

くっそー無理なのかーと思い、「わかりました、一度現地を見に行ってくるので、それで無理そうなら諦めます。」と返事して裁判所を後に。

電車で現地の近くに着き、歩いて行こうとしましたが、確かに途中で道がない。高さ3m近い雪が壁になっていて、通れなくなっていました。

Googleマップや3点セットの地図を見ても、間違いなくこの先に道があるはず。なのにない。よく見たら雪壁の奥のほうに電柱や街灯が点々と立ってる・・・。

ということで、この土地は諦めました。裁判所の方たちの説得に反骨精神を持つ気力も起きませんでした。雪なめてた。

以上、土地購入をするまでのちょっとした小話でした。

この競売係のおばちゃんがきっかけに、裁判所のイメージがまるっきり変わりました。堅っ苦しい人たちがいるのが裁判所だと思ってた。

多分、裁判所ごとに対応も違ってくるとは思いますが、貴様を裁く!という閻魔さまみたいな人たちが集うような所ではないことは間違いないと思います。

 

 

 

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