BIT競売の「法63条2項1号(Ⅱ①)の申出額」ってなんだ?これは入札最低価額を意味する

公開日:  最終更新日:2018/03/27



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解説

法63条2項1号の申出額を見落とすと入札ができない

たまにBITの3点セットの資料の冒頭に

「この物件は民事執行法63条2項1号による申出がなされています。申出額を上回る金額で入札をして下さい。」

といったことが書かれているのを見かけます。

この民事執行法63条2項1号とはなんなのか?この申出があるとどんな入札をしないといけないのか?

競売初心者さんには何のことやらと感じるかと思います。

この記事では、僕が実際にこの申出が出ている物件を落札した時の実体験を踏まえた、63条2項1号の意味と入札の仕方を解説していきます。

 

 

 


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法63条2項1号(Ⅱ①)

「法63条2項1号の申し出額」ってどういう意味なのか?

これは土地(物件)を差し押さえて競売にかけた債権者さんが、もし入札期間に入札者がいなかった場合は債権者さん自身が購入する金額のことを指します。(債務者さんではないですよ。)

例えば買受可能価額が3万円の土地があるけど、債権者さんが7万円以上で売りたい場合は法63条2項1号の申し出を裁判所に行います。

こうすると本来3万円だった土地を、入札者側は7万円からでないと入札できなくなります。申出によって売却買受可能価額が7万円になったからです。

この場合に入札者が3万円で入札したとしても、申出額に達していないため、却下されます。たとえ入札者が自分1人であったとしてもです。

 

 

買受申出保証額は元のままなのか?

申出が出ていても、保証額はそのままの金額です。

6000円が保証額なら、法63条2項1号の申出額が7万円であっても、そのままの6000円が保証金額です。

この金額を銀行へ行って振込みます。

 

 

じゃあ特別売却期間だと法63は適用されない?

上記で解説したように、入札期間中に入札者がいなかった場合は土地を競売にかけた債権者さん自身が購入するため、特別売却期間がそもそもありません。

3点セットの入札期間や開札期日などの時期が書かれた項目にも、特別売却実施期間が書かれていません。もしくは「なし」と書かれているかと思います。

ただ、僕の場合そうだったんですが、特別売却実施期間に日にちが書かれてることもあります。書かれていても特別売却は行われないので、ご注意ください。

 

 

3点セットの2~3ページあたりの項目をよくチェックしておこう

大抵の3点セットの資料の冒頭に「この物件は民事執行法63条2項1号の申出がなされています。」なんてことが書かれていますが、書いていない場合もあります。

その時は3点セットの2~3ページあたりの売却基準価額や買受保証額、固定資産税が載っているページに申出額が書かれていないかチェックしてください。

 

 

かなり見落としやすいので、うっかり申出額以下の値段で入札することがないようにご注意ください。

実際、申出額より低い金額で入札してしまった人ってけっこういるんじゃないかと思います。

 

 

 

余談

法63条2項1号がよくわからなかったので電話して聞いてみた時の話

僕が初めて土地を落札した時の物件が、まさにこの法63条2項1号の申出が出ている物件でした。

初めはなんのこっちゃわからず、この申出額+買受可能価額の金額が最低入札額なんかな?なんて思ってました。

なので裁判所の競売係さんに電話で「この法63条って何ですか?」と問い合わせたところ、この申出額が最低入札額であることを丁寧に教えてくれました。

おかげで申出額以上の金額で入札したところ、見事落札できました。

もし電話で問い合わせをせずに、元の買受可能価額で入札していたら落ちてました。

ちなみにこの物件、元々の買受可能価額は安かったのですが、この申出額によって何倍も高い金額で入札せざるを得なくなっていました。

やだなぁと思いながらも、どうしても気になる物件だったので、そこはこらえて申出額以上の金額で入札しました。

ただ、自分が嫌だなと思ったのなら、他の入札者さんも同様に嫌に思ってるかもしれないから逆にチャンスかもしれない、と思ったりもしました。

 

 

 

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